Cristallina Architecte | クリスタリーナアーキテクツ

Architecture with European inspiration & Japanese sensibility

- Maison Jasmina

Cape cod house 01

Maison Jasmina のページへようこそ!
ジャスミーナはクリスタリーナのうちの小さな庭に住むバラの妖精。
魔法の羽で飛び回ってあちこちの家に遊びに行きます。

第1回目は Design Journalページ Souvenir de Californie に掲載しました外観とそのプランについてご紹介いたします。

cape cod01
このタイプは日本では、アーリーアメリカンと呼ばれ、アメリカではコロニアル、ケープコッド、等で呼ばれ、世紀を超えて愛され続け来たスタイルです。

Cape cod plan 01

パースを起こしたオリジナルプランをややゆったりさせ暖炉をつけたプランです。
アメリカの住宅プラン集を見ていると、リビング、ダイニング、キッチンにプラス、ファミリールームが登場します。
ファミリールームはキッチンと続きで、普段、家族が朝食をとったり、ママがキッチンでお料理をする傍ら、子供が遊んだり、宿題をしたりする空間です。
子供が小さい時は、リビングを散らかさずに、おもちゃをお構いなく出せて、お片付けしやすいです。
ダイニングは、フランスでもそうでしたが、週末のディナーや家族の外、親戚やゲストも加わって食事する空間でした。
私が過ごしたアメリカやヨーロッパと日本の住空間には伝統的にも気候的にもあちこち異なることが沢山あります。
例えば、玄関で靴を脱がない習慣、が代表格ですよね。
玄関ホールはフォワイエと呼ばれ、家の中の第一印象を与える空間です。
日本の住まいで活躍するシューズクロークは玄関横にあまり見かけません。
代わりにキッチン近くに日本の勝手口同様、出入口があり、ビルトインガレージがある場合はそこにつながっています。
食料等の備蓄品を入れるパントリー、冷凍庫、洗濯室、また、クロークやトイレが近くに集まって配置されています。
この勝手口のたたきにマッドルームと呼ばれる小空間があり、ガーデニングをして泥んこになっても、外の立水栓で洗って入り、長靴やガーデニング服などを収納できるスペースがあるので重宝します。
南側中央入りのプランの場合、玄関横にシューズクロークを設けると、敷地の横幅に余裕がない限り、どうしても玄関自体が狭くなったり、その横の部屋の形にしわ寄せがきたり、外観のバランスがくずれやすくなったりします。
マッドルーム案はその解消のひとつにもなります。
最近は日本でも、玄関で靴は履き替えるけれど、昔よりも框の高さは低く、或いは段差をなくして、タイルとフローリングで切り替えをする、等、玄関ホール自体を土間的にしつらえる住宅も増えてきていますね。

さて、バラの妖精ジャスミーナはどこにいるでしょうか?
ドーマー窓から入ってきてここの屋根裏で遊んでいるかもしれませんね。

第1回目、Cape cod house の外観とプラン その1 でした。

クリスタリーナ設計事務所では
家のどこか片隅で妖精たちが遊んでいそうな、温もり、素朴な優しさに包まれ、
緑とハーモニーを奏でるような、趣きのあるデザインを心がけています。
ゆったりと心地よく、さりげなく優雅で、歳月と共に味わい、愛着の増す住まいを
プランニングしています。

建築のご計画で、Cape cod house の外観とプランにご興味を持たれたお客様へ。

こちらのスタイルを取り込んでお客様の敷地に合わせたオリジナルプランとデザインをご提案しております。
魅力的な外観を大切に、快適なお住まいとなるよう、外観とプランニングを同時に検討しながら設計を進めます。
メールにてのお問合せ歓迎しています。→ contact page

< リストに戻る

Page Top